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【為什麼城市裡需要這樣一間店?|002】 Taipei:Boven雜誌圖書館

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【なぜ町にはこのような店が必要なのか?|002】
Taipei:
 BOVEN雑誌図書館

 中文  /  日本語 

テキスト、撮影=男子休日委員会
日本語訳者=田中 佑典 (台日系カルチャーマガジン『離譜』編集部) 

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2015年7月末、台湾は夏真っ只中、京都の独立系書店「惠文社」店長の堀部篤史氏から連絡をいただいた。堀部氏は間もなく、20年近く働いた惠文社を離れ、束の間の休暇と合わせ、彼自身が新しく作る本屋「誠光社」のためのリサーチで台湾に2、3日来られるそうだ。そこで我々男子休日委員会のおすすめの面白いお店を紹介してほしいという依頼だった。

台北市内随一の繁華街の東区の路地裏、とある地下室の中にBOVEN雑誌図書館はある。控えめな印象の入り口から階段を下り、分厚い鉄門を押し開け、靴を脱ぐ。そこを抜けると、映画で欧米の古いお城の中に出てくるような書庫が見えてくる。

壁いっぱいに分類・整理された本や雑誌が四辺を囲み、しかしながら完璧に計算された空間デザインが自分が地下室にいることを忘れさせる。少しも圧迫感を覚えず、むしろ本棚から読書用の机まで暖かな照明がそそぎ、即座に落ち着きを感じさせる空間だ。しかしその落ち着きに対して、店主たちが入念に選んだ世界各地の雑誌や書籍が「建築/芸術/写真/ライフスタイル」とカテゴリーごとに並んでいる光景を目にすると愛読者であれば思わず自分の心の踊る音が耳に届くはずだ。堀部氏から連絡をいただいた時、すぐさま彼をBOVENに連れて行きたいと思った。

BOVEN雑誌図書館 誠光社堀部篤史 男子休日委員會


  • 店主対談   BOVEN × 堀部篤史

 



堀部:日本でこのような形で経営している本屋を見たことがないですよ。一般的に言うと情報の収集が目的であれば、ネットで検索や図書館に行って調べます。実際の雑誌や本が手にしたいとか、ページのレイアウト、本の装丁を見たいのであれば本屋に行きます。ただ何にせよ本屋は基本的に購入が目的です。しかし、BOVENの非常に特別なところはものすごい量の海外の読み物を閲覧できることだと思います。

周:台湾は一つの小さな島なので、日本の本屋やコンビニのように雑誌や書籍の大量の情報を所有し提供することができません。特に海外の書籍や雑誌に関しては容易ではない。しかし、他の国の出版物を読むことを通して、違う国の文化的背景のアーカイブの中に様々な物ごとの見方や考え方を発見できると私は思います。そこで海外の書籍を提供することは、理解や学習のチャンスを提供することに等しいと考えました。

堀部:うん、間違いないですね。ここでは多くの日本や欧米の雑誌を見ることができますが、日本人の私からするともっと台湾現地の出版物を見たいと思うのと同じですね。

周:我々の選んでいる本は他の本屋でのセレクトとは少し違うかもしれません。基本的にはできる限り一般の本屋で扱っていないような出版物を置きたいと考えています。なので全体的に見ると台湾現地の一般誌は少ないですが、カウンター近くの本棚には台湾のリトルプレスや地方誌を置いています。最近で台湾クリエイターたちが日本に影響を受けて、故郷の文化や物語を紹介するローカル誌の刊行が増えてきています。例えばこれは桃園市に特化したフリーぺーパー『TAO’s』です。

 

改變街區的獨立小店

改變街區的獨立小店

堀部:日本には面白い現象があります。もともと10万とか5万部発行している人気の雑誌は今ではもしかすると1万部くらいに部数が減っているかもしれない。しかし、もともと5千部しか発行していなかったリトルプレスは今もなお5千部くらいの発行部数を維持している。つまり少数派でコアなテーマのファン層は今も昔も一定の数存在し変わらないということを表しています。日本の独立系の出版社や本屋は極力個人的な要望にいかに対応できるかという方向に注力しています。

彭:我々もそのような試みを徐々に行っていて、台湾の独立系の出版者・編集者たちが集まれる場としてBOVENをもっと活用していただけたらと思っています。出版者、編集者、本屋などそれぞれバラバラだとやれることに限りがあるけれど、それぞれつながれば読者に対してもっと質の良いサービスが提供できると思っています。

周:BOVENにやって来るお客さんには特定の決まった本を読みにくる方もいますが、中にはそうではない方もいます。しかしそういう方も自分がどういうジャンルの本が読みたいかというのは分かっているため、我々はその要望に基づき、本をおすすめしていきます。この空間で本を読むことの価値を感じていただけたら幸いです。


堀部:そうですね、私としては異なる文化背景の視点を持つことはとても面白いことだと思います。例えば男子休日委員会の『左京都男子休日』。この本は我々京都人からしてもとても面白いんです。京都の観光って必ずしも金閣寺や銀閣寺に行くことだけではなく現地の人が住んでいる場所だったり銭湯に行くこともそうかもしれない。この本は恵文社でも売れ行きがとても良く、さらには日本人が台湾人の彼らが選んだお店を参考に京都観光しています。このような面白い現象を経験をした今、私自身BOVENで取り扱う台湾の出版物も非常に気になります。


彭:私たちは紙の本での読書を通して育ってきた人間です。十数年前まだネットがない時代、情報を得るのは雑誌からです。当時『MEN’S NON-NO』は私の唯一のファッション情報の源。スマートフォンのアプリケーション世代となった今、デバイスも変わり、読書の形も変わってきています。しかし我々は未だに紙の本での読書が最も心地良いと思います。電気もいらないし、山や海など場所を選ばずいつでも読書することができますしね。

堀部:私も本が大好きな人間です。台湾の出版物を見る時特に注目したいのは、たとえ日本のデザインが欧米の影響を受けたり、台湾のデザインもまた日本のデザインに影響を受けていたとしても、最終的にアウトプットされてくるものはその現地らしいものになります。全て初めて手にしたもので、たとえ中文は読めなくても、図や文章のレイアウトの方式を徹底的に紐解くことで、この本の編集で伝えたい考えの大体を理解します。これこそ私が外書を読むときの楽しみであり、これは紙での読書以外では味わえない事です。


彭:BOVENの提供する読書サービスを通して、私はもっとお客さんの感受力を強くしたいと思っています。台湾では食べることで最も簡単に欲を満たすことができるため、その他の感覚が弱まっていると思います。読書は静かになる必要があり、人を落ち着かせ、五感も広げてくれます。この騒がしい社会で、落ち着くには学びが必要です。そのためにBOVENは書籍以外にもできる限りお客さんの感覚を開くことのできる空間でありたいと思います。半年に一回は空間内の家具を交換するのは、お客さんが座るときにまた違った感覚を味わってもらいたいためです。この空間を最大限に利用するために不定期の展覧会や交流会、映画放映イベントなども開催します。目的は全てお客さんの“五感的経験値”を上げるためです。 

BOVENでは来たお客さん全員にサインをしてもらっている。

 




  • お店選び記  by 男子休日委員會



五感で本を選ばせ、
我々に再び読書の本質を考えさせる空間。

読書空間を経営する者として「選書」は切っても切れない大事な仕事だ。しかし選書には、その本の見せ方も大事なことである。
それは本棚上に限ったことではなく、彼らは1つの空間内で手前のソフォーエリアと奥の机エリアをカーテンで区切り2つの雰囲気の違う空間を作りだしている。同じ読書でも本棚の前に立って読むこともできるし、ソファーでリラックスして読むこともできるし、机を座って更に詳しい資料整理や情報収集もできる。BOVENは空間自体を使い、1つの空間で1冊の本を読むのに2種類以上違った読書ができるような空間作りにしている。

実は10年前、3人の店主は士林という街に「BOVEN」という同じ名前の複合ショップを作った。CDや雑誌の販売以外に、服の販売やカフェ、ラウンジバーなどいろいろな商品の販売やサービスを行っていた。しかし今年の3月にオープンしたのはその名も「BOVEN雜誌圖書館」。以前販売していた商品やサービスのほとんどを削り、最もシンプルな「本を読む」ことだけを残した。読書することによって世界中からやってきた様々な観点のアイディアが交わり合って基礎となり、更に多くの既存の想像の枠を打ち破る力を与える。

インターネットで簡単に情報が取得できる世の中になり、外に出なくてもネットを通して本を購入し、コンビニで荷物を受け取り、家で読むというように、本を読むことがいつでもどこでもできるようになってきた。ではなぜ我々はBOVENのようなリアルな場の空間をまだ求めるのだろうか?また、リアルな場で本を読むこととデバイス上でのそれとは求めるものに違いがあるのか?BOVENはただじっくりと読書することを提供するだけの空間ではない。彼らは更なる次の段階として、「我々に読書したいと思わせるものとは一体何か」と全ての人たちに問いている。

 

左起為BOVEN店主徐元祥、周筵川、堀部篤史與BOVEN彭緯豪。写真左よりはBOVEN店主徐元祥、周筵川、堀部篤史やBOVEN彭緯豪です。



【なぜ町にはこのような店が必要なのか?|002】 

Taipei:BOVEN雑誌図書館

地址:台北市復興南路一段107巷5弄18號B1
電話:02-2778-7526
營業時間:12:00~22:00


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